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山内視弘お絵描き躁鬱人生

日々の出来事、闘病記、絵の事などをのんびりと。

銀杏BOYZ、絵、僕。③

自己紹介 音楽

3回目。引き続き「銀杏BOYZ、絵、僕。」です。

 

 

短期大学の卒業制作の時、病気のせいもあってか完全に自分の方向性を見失い、本来自分がやらなそうなコンセプトのもと、制作を開始する。当然、自分の芯が通ったコンセプト、テーマではないのでズブズブと泥沼に足を突っ込んでいった。気が付くと自身の半分以上が沼に浸かり、心身共に、もう耐えられないところまで追いつめられていた。

 

追い詰められた僕は、自殺を図る。

 

気が付くと知らない天井の下、僕はベットに横になっており、すぐには自分がなぜここにいるのかわからなかった。手足は力が入らず、トイレに立とうとしても自分の力では起き上がることもできない。ああ、僕はとんでもないことを仕出かしたのだな、徐々に実感した。

二日ほどたち、両親が来る。医師との四者面談の結果、入院することが決まった。僕は自分のアパートに両親とともに一度帰宅し、荷物をまとめて病院へ向かった。

 

早速入院生活が始まる。僕の好きな音楽が入ったスマートフォンは持ち込み禁止だったので、最初の数週間は非常に退屈な毎日だった。周りの入院患者は皆、お年寄りの方々ばかりで引っ込み思案な性格の僕はコミュニケーションをなかなかとることができず、かなり苦労した。なので、一人部屋だった病室に籠り、ひたすら絵を描き続けた。

 

数週間がたち、一泊外泊許可が下りる。僕はすぐさま実家に帰り、親を説得しウォークマンを購入してもらった。購入したウォークマンに僕はあるだけ音楽を入れた。外泊に出る際、看護師には音楽プレイヤーの持ち込み許可は得ていたのだ。やはり音楽が無いのは苦しい。耐えられなかったのだ。そしてその外泊の際、蔦屋にて銀杏BOYZのセカンドアルバム2枚を購入。そちらもウォークマンにぶち込んだ。

 

外泊が終わり、再び入院生活が再開される。僕は早速、ウォークマンの電源を入れ、銀杏BOYZの新アルバム通して聴いた。

 

 

 

涙が止まらなかった。ただ、ボロボロと、涙がこぼれた。自分はとんでもない罪を犯してしまった、という反省からか。涙が流れた理由はわからなかった。

 

 

 

 

約二時間、アルバム二枚を聴き終え、僕は絵を描かなければならないという気持ちになった。銀杏BOYZの新曲を聴いたとき、今までとは感じ方が明らかに違ったからだ。そして筆をとった。

 

 

 

この筆をとった瞬間、その時に、僕の絵のテーマ、世界観、核となる部分が出来上がったのだ。銀杏BOYZが、僕自身が、絵の扉を開けた瞬間だった。

 

 

 

入院中は非常におとなしく生活していたので予定よりも早く退院。僕は大学近くのアパートを少し早めに引き払い、卒業式まで実家で過ごした。卒業式も無事に終え、祝賀会では友達と楽しく酒を交わし、無事大学を卒業した。

 

 

秋田市から地元湯沢市まで帰る車中、僕は銀杏BOYZのアルバムを聴きながら帰った。

 

 

 

 

次回に、つづく